リンククラブ探検隊

三洋電機 編






撮影可能枚数12000枚、しかもフルフレームのQuickTimeムービーが直接撮れて、FireWireでディスクドライブとしてつながるというのはちょっと驚異的だ。「iD PHOTO」という新開発の記録メディアの採用により、その撮影枚数を実現した三洋電機「iDshot」の開発現場を訪ねた探検隊は、「撮る」「作る」楽しみを支援する機能が満載された「iDshot」の実力に、大いに驚かされた。探検隊が探った「iD PHOTO」と「iDshot」の魅力を、レポートしてみよう。



探検隊、大阪へ

 デジタルカメラの画質も、今ではメガ ピクセル(100万画素超)が一般的。 画素数30万画素が一般的だったデジタルカメラ草創期から考えると、格段に美しくなっている。  ただ、画質が向上する一方で、写真一枚一枚のファイルサイズは大きくなるわけだから、撮影枚数が少なくなってしまうのがデジタルカメラユーザの悩み。スマート メディアなどの小型記録メディアも、値段の点からいえば、フィルムを買うように 何枚も買うというわけにはいかない。  と、そこに、「最大約12000枚も撮影できる、新規格の大容量リムーバブルディスクメディアを採用したデジタルカメラが登場」というニュースが飛び込んできた。しかも、動画も最長約2時間撮影できるという。  そのニュースをより深く掘り下げてみようと、我々探検隊は今回、この新しいデジタルカメラを開発した、大阪は大東市に ある三洋電機の工場へと飛んだ。

三洋電機マルチメディア カンパニーを探検
 ところで、このデジタルカメラ「iDshot IDC-1000Z (S)」の開発は、「三洋電機マルチメディアカンパニー」と呼ばれる 組織の仕事。この三洋電機マルチメディアカンパニーは、映像機器、記録機器と記録メディア、cdma ONEやfeel H"端末、次世代携帯電話方式のIMT-2000対応 端末などの通信機器、音響機器に加え、DVDやCD-R/RWドライブ用光ピック アップの開発や医療機器の開発など、マルチメディア/デジタル情報電化製品全般に、民生用機器の開発から縁の下の力持ち 的な技術開発までを、幅広く手掛けて いる。  たとえば医療用コンピュータとか、CD-R/RWドライブの光ピックアップなどの 部品は、一般の消費者には直接は触れる ことのない世界だが、今回探検隊に三洋 電機マルチメディアカンパニーについて 説明していただいた、記録メディア事業部販売部販売企画課の奥 誠一氏によると、「医療コンピュータでのシェアは50% 以上、光ピックアップも業界トップクラスのシェアを誇っています」とのこと。探検隊一同も、普段気が付かないところで、 三洋電機マルチメディアカンパニーの製品に触れているかもしれないんだなあと、 感心した様子だった。


株式会社産業編集センター代表取締役 清永さん
これが今回取材した、
iDshotとiDPHOTOディスク

今回お世話になった、企画推進部の矢田さん
販売部販売企画課 課長の奥 誠一氏。マルチメディアカンパニーについて説明していただいた

和やかなムードの中、「えいがなび」のお話を伺った
iDshotの開発に携わった、
宅間 正男氏(中)、塩路 昌宏氏(右)。そして販売部販売企画課の塩崎 正樹氏(左)


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