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 書家であり、写真家であり、またロゴデザインなどの商用作品も手掛けるアーティスト福田祥洲。
「僕はアバンギャルドとか、色んな言い方をされたけど、でも本質的には古典派なんです。中国が大好きで、中国の古典、日本の古典をずっとやっているわけですから。その姿を借りないで、今自分のやりたいものを書いているわけで。伝統を受け継いでいくということは、スタイルだけ受け継ぐことではないんです。伝統の精神性を十分考えて、常にそれに新しい血を入れていかないと」と語る祥洲氏は、墨の芸術の大きな流れの中の「今」とは何かを表現を通して問い続けているようだ…。

 そんな氏の活動とMacとの関わりについて、お話していただいた。

 福田 祥洲さん:
 書家・写真家・現代美術家。1958年京都生まれ。大学在学時にプロ書家に。20代半ばで既存の書道界のあり方に疑問を抱き、全ての会派を脱会。「’90中国国際書法篆刻芸術博覧会」書法部門金賞(グランプリ)受賞を機に個展活動を開始。独自の調合による自家製墨を使用、従来の書にとらわれない自由な精神で国際的に活動している。2001年8月、中国黒龍江省美術館が大規模な個展〈日本現代芸術家 祥洲 幽玄なる白黒の美〉を開催。2002年は3月26日〜31日までカメラのナニワ京都店、アートゾーンで写真作品による個展-祥洲/Shoshu Photo Works 2002-を皮切りに、国内外で発表が予定されている。CD-ROM作品集「墨写空間 Special」、墨 Works作品集「祥洲」など。
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