Link Club Newsletter 2008.7/Vol.157

リンククラブの発行する「リンククラブニューズレター」より、一部の記事をweb上でお読み頂けます。毎月更新!

ニューズレター表紙画像 【 →バックナンバーを見る 】

関係性の未来 「破綻を恐れない」生き方。「いい人」のその先にある出会いへ 石川准さん

感情社会学 という社会学の一分野がある。「感情」という、これまで 正面きって取り扱うのが難しいと思われていた現象をしっかりと見据え、 考察していく学問である。そこには、例えば「感情労働」といったキー ワード等を通して、私たちの今日の社会の問題点や、人と人との新しい 関係性、新しい価値観の発見をめざす真摯な思考が息づいている。 日本における感情社会学の中心的研究者であり、同時にプログラマと しての顔を持ち、そして「障害学会」初代会長でもある石川准さんに お話をうかがった。

融合と進化 科学を知ること・伝えること・楽しむこと─「冥王星騒動」を広報した体験から 渡部潤一さん

地球から約57億キロメートル。太陽系 最果ての惑星だった冥王星は1930年、 アメリカ人天文学者クライド・トンボーに よって発見された。だが、21世紀を迎えた ばかりの2006年になって、その惑星が 「準惑星」として分類されるとは、よもや トンボーも考えなかっただろう。その「惑星 騒動」の端緒を切った一人が渡部潤一 さんだ。国立天文台で広報室長を務める 渡部さんは、その騒動で何を感じ、何を 見いだしたのか?

creativity オリジナルを追求しつづける「試み」と、それを伝える「試み」。中村正義の美術館 中村正義さん

日本画でありながら日本画ではない。 オリジナルを追求した作品を創造し続けた 中村正義という人がいる。 その自宅を美術館として運営・管理し、 その魅力を伝え続ける美術館館長の中村のりこさんに 中村正義の魅力を聞く。

日本吉を紡ぐ 誰もが納得する音色を求めて 梵鐘作りにかける37代目 [御鋳物師]小田部庄右衛門さん

豊かな自然が広がる茨城県真壁町の 筑波山のふもとに、梵鐘を作り続け てきた小田部鋳造株式会社がある。 創業以来、梵鐘作りで800年の伝統 を守り続けている同社を率いるのは、 37 代目を引き継いだ小田部庄右衛門 さんだ。多くの工程を経て完成させ る梵鐘には、一つとして同じものが ない。発注元がイメージする梵鐘の音 を具体化しながら、聞く人の心を震 わせる音色を求め、 37 代目の小田部 さんは試行錯誤を続けている。

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