マック人と人をでつなぐ〜未来〜先進性?人間性?iMacがもたらす未来とは
かつてのMacは、今の100分の1の性能しかないにも関わらず、価格は100万円以上もするビンテージ品。「パソコン界のポルシェ」と呼ばれた時代もあり、仕事以外に使うMacを持っていることは、一種のステータスとして認められていた。
iMacの最大のセールスポイントは、何といってもそのデザインにある。最初のページで、今のパソコンに必要なのは生活の一部として存在することだと述べた。オブジェのようなデザインは存在感を主張するとともに、パソコンであることをまったく意識させない。Appleがコンシューマー市場に復帰する際にまず目指したのはこのことなのかもしれない。またAppleは、常にパソコンに人間性を求めている。そしてその人間性を機械に持たせようと考えたとき、丸みを帯びたデザインを採用するのは当然といえよう。
しかし逆に捉えてみれば、狭い部屋でもiMacを置くことで雰囲気が変わるという可能性がないこともない。ガールフレンドができれば部屋がきれいになるのと同じことだ(ガールフレンドといっても、PowerPC G3を搭載する「空手三段の青い目の秘書」という感じがするのは筆者だけだろうか?)。iMacは自分の身の回りも含め、生活様式や未来をも変えてくれる、そんな魅力を持っているパソコン。Windowsの世界ではほとんどありえないことである。
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