マック人と人をでつなぐ〜知識に繋ぐ〜デジタル的な知識との付き合い方データ同士が複雑に交差方向性も多次元的 デジタル的な知識の基本がデータベースであることは分かった。ではデータベースとはいったい何なのか?「データが集まったもの」という答えでは正解にならない。
まずデータベースの構造を知る必要がある。簡単に説明すると、データベースは「レコード」と呼ばれるメンバーで構成され、それぞれのレコードが「フィールド」というメニューを持っている。例えば、ユーザーのデータベースには、メンバーのレコードがあり、Aさんのレコードを見ると、名前、性別、住所といったフィールドが記載されている。
この3次元的知識の中には、無限のストーリーが包括されている。あるベクトルを投げかけると、散らばっていたデータが、ある条件の元に関連性を持ち、ひとつのストーリーとして浮かび上がる。それはまさにリアルタイム−その瞬間だけに存在するストーリーである。
一生知ることのないと思われる知識を、偶然や直感によって得られるというのは魅力的なことだ。司法試験を受ける人が六法全書をまる暗記した場合、その人が得られる知識は六法全書に書かれた法律だけである。もしこれをWebで勉強したらどうなるか? 法律のページを見ていたら、経済、政治、あるいはまったく関係のない情報にたどり着くかもしれない。
デジタルな世界では、全ての人に、何の苦労もないまま(最近ではWebTVみたいなものも出てきたことだし)、この能力が与えらている。膨大な知識を持っているということの価値は、今後、瞬く間に失われてゆくだろう。
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