dialup

最近、良く聞くようになった

「ダイヤルアップルーター」ってなんだろう?
ダイヤルアップと言うからにはインターネット用の何かかな?
iMacのモデムじゃだめなんだろうか?


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ダイヤルアップルーターってナニ?

 ダイヤルアップルーターというモノを広告や、店頭で良く見るけれど、アレはなんだ? と思ってる人は多いだろう。専門的な話はここでは省いて、簡単に説明することにしよう。
 インターネットに接続するときに、モデムや、ターミナルアダプタ(TA)をシリアルポートにつなげ、リモートアクセスで接続するかわりに、Macに準備されているイーサネットを使ってインターネットに接続するための機器だ。一般的に「ダイヤルアップルーター」と言った場合は、ISDN回線に接続する。アナログ回線用のダイヤルアップルーターは、現在、それほど一般的ではない。普通のTAは、シリアルポートまたはPCカードスロットに接続して使用するが、ダイヤルアップルーターは、イーサネット端子に接続するタイプのTAだと思えばいい。
ルータ概略図1  メリットとしては、インターネットにアクセスする必要があるときを判断して自動でダイヤルアップ接続をするため、PPPやリモートアクセスといった機能拡張、コントロールパネルを使う必要がなく、システムが不安定になるのを少しでも防ぐことができる。またダイヤルアップルーターは、システムに負荷が大きいシリアルポートを使用しないことで、同じ速度で通信していても、反応が良く感じ、快適に使える。イーサネットは、専用のハードウェアが処理するネットワーク用の端子だから、複数台のパソコンから接続、一度に使用できるわけだ。


どんな時に便利?

そんな素晴らしい機器がダイヤルアップルーターなのだが、具体的にどんな時に導入したらいいだろうか? ルータ概略図2 

ケースA. パソコンが増えたとき

 家庭内に、インターネットに接続したいパソコンが増えたらダイヤルアップルーターを検討しよう。先ほど書いたように、ダイヤルアップルーターには複数台のパソコンが接続できるからだ。現行のG3Macでは、すべてイーサネット端子を装備しているので、問題なく接続できる。

ケースB. シリアルポートがないとき

イーサポート  先頃発売された新しいG3マシンでは、モデムが付属せず、シリアルポートも装備していない。ただし、イーサネットが標準装備だから、ダイヤルアップルーターにするのが良いだろう。iMacも、モデムが装備されているが、モデムでは不満になったとき、ダイヤルアップルーターが役に立つ。

ケースC. 旧機種

 68kMacなどを使用している場合は、シリアルポートを使用してインターネットをするよりイーサネットを使用したほうが確実にレスポンスが良くなる。Quadraなどはイーサネットを標準装備なので、ダイヤルアップルーターは一考に値するだろう。

より便利に使いたい

 複数接続されたパソコンから、別々のプロバイダに接続できるということは、家族で別のプロバイダに加入しているときなどに便利だ。
 ただし、一つ注意が必要な点がある。特に設定しなければ、インターネットに向けたデータが発生すると自動で接続し、一定時間後に切れる仕組みになっているため、知らない間に接続されることもありえる。見えないところでメールを5分毎にメールチェックしていた、などといったら大変な電話代になるので、そこらへんは要注意だ。
 また、TAの設定よりは設定方法が若干難しいので、店頭や、ホームページなどで設定方法をよく確認しておくことが重要だ。少し前までは専門家にしか設定できない難しい機器だったから、市場にはまだその様な設定を要する機種が存在するのだ。とはいうものの、最近出ているほとんどの機種は非常に簡単に設定できるので、確認さえすれば恐くない。
 ダイヤルアップルーターは、一旦導入してしまったら、手放せないくらい便利な機器である。インターネットとOSの境界が薄れゆく今、その環境をさらに快適に使いこなすために、今後、熱い視線を浴びること間違いなしの注目の機器と言えるだろう。

▼ リンククラブでもISDN導入のお手伝いとともにダイアルアップルータをご紹介しています
ISDNのりかえ作戦
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