ほかのドメインは?


 ところで、DNSサーバは、自分のドメインの情報しか持っていない。ということはほかのドメイン名が入力された場合はどうなるのだろう?このような時は「他のDNSサーバに問い合わせる」という方法がとられる。自分よりも上位のDNSサーバに問い合わせ、目的のドメインのDNSの情報を持つ上位DNSに行き着いたら、下位へ、つまり目的のドメインのDNSへとリレーする。そうして行き着いた目的のDNSでドメイン名はIPアドレスに変換される。DNS同士は上位、下位の関係で枝のようにつながっているのだ。この構造のおかげで、ドメインの管理者がサーバの追加、変更、廃止ということを行う時には、自分のDNSだけを変更するだけですむのだ。もちろん他のDNSに登録するなどという事務手続きもいっさい必要ない。

メールの配送
 ここで皆さんの知っているメールアドレスを適当にいくつか思い出してみてほしい。「@」の後ろはどのようになっているだろうか。○○○.××.or.jpという4つに区切られたものだけではないのではないだろうか。つまり○○@air.linkclub.or.jpだけでなく、○○@linkclub.or.jpというようなアドレスも存在している。本当ならばairの部分でメールサーバのアドレスは判断されるのだから、○○@linkclub.or.jpとなってしまうと、どのメールサーバアドレスの○○さんなのかが判らない。
 この問題もDNSサーバが解決するようになっている。相手のドメインまで行き着いた後は、それぞれのDNSサーバが○○がどこに あるのかを指定出来るようになっているのだ。

そのほかに設定されていること
 DNSの役割はだいたいそんなところだが、DNSサーバには、基本的に以下のようなことが設定されている。
(1)上位のDNSサーバの場所
 DNSサーバ自体が自分のドメイン以外の情報を問い合わせるDNSサーバの位置をIPアドレスで指定してある。
(2)ドメイン内のコンピュータの名前
 自分のドメイン内のサーバや端末の名前をIPアドレスとの組で設定しておく。名前が付いているのは、実はサーバだけではない、端末や、ダイヤルアップ接続しているパソコンにも名前は付けられている。ppp01.linkclub.or.jpなどという名前だ。社内ネットワークなどでは、TCP/IPによって接続されているプリンタなどにも名前を付けられる。
(3)別名
 名前は複数付けることができる。www.domain.jpは、test.domain.jpでもアクセスできる、ということもできるようになっている。
(4)メール転送用
 さきほど説明したメールアドレスのメールサーバ省略時の転送先を指定している。
(5)IP逆引き
 これまでは、名前をIPアドレスに変換する方向だったが、逆もできる。IPアドレスを名前に変換することができる。


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