セカンダリDNSの役割
 TCP/IPのコントロールパネルをもう一度見て欲しい。ネームサーバアドレスを指定する欄は、一行ではない。名前-IPアドレスの変換は、複数のサーバで行うことが出来るのだ。これは、DNSサーバといえど、停電などのトラブルで動作しないということもおこり得るからだ。そのため、DNSは、1ドメインにつき2つ用意されていることが多い。だから2つ以上のDNSアドレスを書くことができるようになっているわけだ。
 どのプロバイダでもDNSサーバのアドレスが2つ以上提供されているわけではないが、トラブルを避けるためにも2つ以上DNSのアドレスが提供されている場合は、必ず2つ書いておこう。

DNSがなかったら・・

 というわけで、これがDNSの役割なのだが、DNSがなかったら、大変なことになる。ホームページを見たい時は、http://210.155.117.17/index.htmlなどと入力しなければならない。

メールアドレスも、name@210.155.117.17というような形。これでは大変だ。電話帳のようにアドレス帳が必要だ。ある程度分かり易い名前を入力すればすむのは、DNSのおかげなのだ。
 これで、あの謎の数字の意味が少しはわかっていただけただろうか。わけの分からない数字のかたまりが随分とありがたいものに見えてきたのではないだろうか。




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