東京での生活"TOKIO LIFE"を送る学生、ビジネスマン、OLに大人気の「J-WAVE」。部屋の片隅に置いてあるラジオの周波数を81.3MHzに合わせると、個性的でクールな洋楽/J-POPが軽快なトークとともに聞こえてくる。ラジオの主役はサウンド。そのサウンドの配信を陰で支えるスタッフの様子をスピーカーを通して知ることは難しい。また、番組作りにはMacも活躍しているという。探検隊は早速、調査に向かった。
J-WAVEは東京人の心の支え!?
昼下がりの午後、いまにも泣き出しそうな空を気にしつつ一行は西麻布のほうへと歩いて行った。10分後、モノリスのように立ちはだかる銀色のビルに到着。この最上階にJ-WAVEのオフィスとスタジオがある。メンバー全員がこういった取材は初めてということもあり、緊張の色は隠せない。胸の高鳴りを抑えつつエレベーターで18階に上ると、今回案内役を務めていただく編成部編成課の小向氏が出迎えてくれた。 オフィスはエレベーターホールを挟んで北と南に分かれており、まずはロビーのある南側に。壁には番組のポスターなどが飾られ、かなりポップなイメージ。この業界特有の、自由な雰囲気を象徴するようなラフな服装がピタリとハマっている。隊員らはテーブルを囲んで座り、J-WAVEの歴史、どういったリスナーに人気があるのかなどを小向氏に尋ね始めた。
J-WAVEがスタートしたのは、今から約10年程前の'88年10月。洗練された音楽と心地好いトークがウリとなっている。4月頃というのは新生活をスタートするフレッシュマンを中心に高い支持を得ているという。生活に密着した番組を通して、首都圏の生活の面白さ、音楽のある生活の素晴らしさを実感させ、心の支えとなるような刺激を与えてくれている。
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