MAC WOLRD EXPO/
New York'99

リンククラブ編集部 ニューヨークレポート

EXPO入り口  夏のニューヨーク。私達リンククラブ編集部はついにここまでやって来た。その目的は、もちろん噂の「コンシューマ向けノート型パソコン」発表に立ち会うためだ。Expo会場は、ニューヨーク市の中心部、マンハッタン島西部の「Jacob K. Javits ConventionCenter」 。ハドソン川に沿って建っているコンベンションセンターである。私達はセントラルパーク近くのホテルに宿泊していたのだが、この時期、ニューヨーク市内の主なホテルには、Expo会場へと向かう送迎バスが定期的に行き来しており、私達もこれを利用して会場へと向かった。頭上には青空が広がっている。
 とにかくジョブズの基調講演である。朝一番に行われるこのプログラムのために私達も8時には現地に到着したのだが、すでにかなりの人が会場の周りを取り囲んでいる。その数、300〜400人はいるだろうか。それから待つこと約1時間。ようやく開場となり、さっそく基調講演が行われるホールへと向かった。
会場内  ぎっしりとホールを埋める人、人、人。みんな期待に顔を輝かせている。そして、ついにジョブズの登場だ。「ん?何か違うぞ」と思ったら、彼はテレビドラマでジョブズ役を演じた俳優! このジョークに会場はおおうけである。この時点ですでに観衆はあっさりとジョブズのペースに乗せられてしまったのであった。
 やがて本物のジョブズ登場。彼の言葉にみんなの胸は期待に高まる。しかし、彼がプレゼンテーションを始めたのは、第3四半期の業績のサマリー、OS9やシャーロック2、QuickTimeの新機能といった内容。もしやまたしても「ノート型iMac」の発表は先延ばしになったのかという不安が胸によぎったその時…
 スクリーンに4つのボックスが映し出された。そのうち3つは、すでに発表されているPowerMac G3、PowerBookそしてiMac。


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