
MAC FREAK FILE
グッディ・ベアというクマをご存知だろうか。身長1
インチ程度の小さなクマ
のキャラクタ。このクマの
生みの親が、ダグラス・テン
ネーペルさんだ。これまでもゲーム機上に「クレイマン・クレイマン」というクレイアニメーションのゲームを作り上げたり、素朴で
表情豊かなキャラクターを私たちに出会わせてくれている。今回は現在アメリカ
在住のダグラス・テンネー
ペルさんにメールでインタビューさせていただいた。
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プロフィール...
ダグラス・テンネーペルさん/DouglasTenNapel
アニメーター&ゲームクリエイター
1966年米国カリフォルニア州生まれ
サンディエゴのポイント・ロマ・ナザレーン・カレッジにて美術を学ぶ。
ゲーム会社にてキャラクタデザイナーとして活躍の後、1995年S・スピルバーグ氏の後押しを受けてゲーム製作会社ネバーフッドを設立。第1弾として「The Neverhood」(日本名:クレイマン・クレイマン)」を発売。スピルバーグ氏のゲーム会社Dream Works Interactiveとの提携作品として、欧米で大ヒットする。
その後Dream Works Interactive社と提携し、新たなビデオゲームを製作する傍ら日本でキッズマインド社と共にクレイアニメーションをベースとしたキャラクタビジネスを展開している。
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まず、Macintoshを使い始めたきっかけをお教えください。
どの機種を最初に使ったかは覚えていないのですが、使い始めたのはグラフィックスの扱いやすさに目を魅かれたからです。最初の頃はフォトショップやデラックスアニメータを使うのに一番簡単な方法でしたしね。
他のコンピュータと比べた時にMacintoshの特徴はどのようなところにあるとお考えですか。また、Macintoshの将来はどのようになると思われますか。
そろそろG3を買いたいと思っているんです。Macintoshは高品質の製品という点で際立っているのではないでしょうか。DOS/V機というものがさまざまな企業で作られている製品から成り立っているのに対して、Macintoshは一つの企業の製品として成り立っているものとして非常に高い水準を示しています。
Macintoshも他のコンピュータと並立し続けると思いますよ。つまりコンピュータの
機能ということを言えば、これといった差があるわけではないんです。Macintoshを使うことにこだわりを持つ方が多いのは高品質というネームブランドのお陰なのではないでしょうか。
クレイアニメーションを作成するのにコンピュータをどのようにお使いですか。
まず、コンセプトを固めるための道具、ストーリーボードを作ったりということに使っています。第二にプロダクションスタジオとして。コンピュータ上で音声をデジタル録音するわけですね。第3にはビデオキャプチャ。ビデオカメラから1フレーム1フレーム取り込んでつなげて行くのですが、コンピュータはそういうことをするのに便利ですね。最後にコンピュータを使って、集めた素材を編集しています。
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