レーベルに所属するバンドは、どんなきっかけで知り合うんですか?

最近はレーベルのホームページを見て、応募してくる人も増えて来ました。東京だけじゃなくて、北海道のバンドからもオファーが来てるし、あと最近アメリカからも参加したいっていうメールが来ましたよ。

GYLMOR FAR EASTのみなさん
アメリカからですか?

日本語読めたのかな?(笑)。 メールのやり取りは、英語でやってますけどね。

そういうバンド同士の横のつながりが増えるっていうのは、バンド活動、レーベル活動を行う上で、インターネットを利用する大きなメリットですね。

そうですね。こちらの音源をRealAudioやMP3で聴いてもらえるし、ある程度音の好みなども、 双方のホームページの内容とかリンクとかで わかりますし。あと、バンド内でもバンド同士でも、スタジオでのリハーサルテイクをMP3でアップ して、それを聴いた上で掲示板でミーティング したり、そういう点ではインターネットは便利 だな、と思います。レコーディングに関しても、 カセットの4chマルチトラックを使っていた頃に比べれば作業は楽だし音質面でのクォリティは格段に向上したしで、やはりコンピュータが音楽活動の幅を広げてくれたのは確かですね。

イベントの告知なども、インターネットで?

一応してますけど、宣伝媒体としてはどうかなあ。一工夫必要ですよね。最近はそれでも、「イン ディーズ」というキーワードなどで検索して、ホームページ見て来ましたという人も少しは増えて来ましたが、それよりも逆に、いろんなホーム ページの掲示板で仲良くなった人に声かけて 来ていただく、というほうが多いですね。通信 速度がもっと早くなったりすれば、たとえばプロモーションビデオをストリーミング配信したりなど、インターネットの宣伝媒体としての幅も広がる かな、とは思ってますが。

今後レーベルとしては、どのように発展させて 行きたいですか?

一応レーベルのホームページはあって、活用は してますけど、別に「インターネット上のレーベル」というわけではないので、集まってくれたバンドの発表の場として面白いイベントはこれからも企画して行きたいし、音源はやはり、CDをどんどん リリースして、いい音で聴いてもらえるようにしたいですね。

ありがとうございました。


101レコードのホームページでは、2001年1月6日に新宿Studio Jamで行われるライブイベントをはじめとするさまざまなイベントの告知が行われているほか、所属バンドの音源の試聴や、CD作品の購入申し込みも可能。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/4458/
※レーベル 音楽性や活動方針が共通するバンドや音楽アーティストなどが集まって作る、「ブランド」のようなもの。レーベルの活動形態は、個々のレーベルによってさまざまだが、CDをリリースする際の旗印的に使われたり、イベントを行う際の主催者、運営者となる場合などが多い。最近ではプロのミュージシャンだけでなく、アマチュア(インディーズ)でも、レーベルを作って活動の幅を広げようという動きが活発化している。