「若者の活字離れ」は今に始まった問題ではないが、ここ数年でその状況は一層深刻さを増しているという。出版業界、特に若者の購読者が大きく減少していると言われる新聞業界では各社、若者の購読者獲得に向けてさまざまな対策を打ち出しているが、なかなか有効策がみつからないでいるのが現状だ。
そんななか、朝日新聞社は今年9月18日、首都圏の若者をターゲットにした週刊新聞「seven」を創刊する。デザイン性の高いオールカラーのタブロイド版でカフェ等での販売、というお洒落なスタイルが好評で、創刊準備号はあっという間に完売。新しいものに敏感な若者の心をつかむことに、まずは多いに成功したと言えるだろう。
今回は若者と新聞をつなぐ架け橋として誕生した「seven」の取り組みについて、高比良美穂編集長を取材した
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