ホスティングサービス選びで、まずチェックしておきたいのが、提供されるWebサーバの基本的な機能。カタログスペックから推し量れる要素も多いが、それだけではわからない部分もある。どんな点をチェックすべきかを、ざっと見てみよう
ホスティングサービスを利用するに当たり、まず確認しておきたいのは「WWWサーバの容量と使い勝手、各種機能」という点だ。
このうち、サーバ容量に関しては広告などを見ればすぐにわかるが、使い勝手についてはいささかわかりにくい。というか、実際使ってみなければわからないわけだが、たとえばMicrosoftのWebページ作成ソフト、FrontPageに対応しているかどうかは、ひとつの目安となるだろう(FrontPageは、Microsoft Officeに含まれるプログラム)
読者の皆さんはご存知かもしれないが、FrontPageはWebページデザインに使えるだけでなく、FrontPage上で作ったページをダイレクトにWWWサーバに反映させることができる。このFrontPageに対応したWWWサーバなら、
要するにページを作成→自分のコンピュータに保存→FTPソフトを起動し所定のディレクトリにアップロード、という手間をかけずに済むわけだ。自分のホームページを頻繁に更新する場合は、対応している/していないでは意外な差が付いてしまう。
あと、掲示板やチャットなどに利用するCGIが使えるかどうか、ショッピングサイトが構築できるよう商用利用可能かどうか、フォームで送信される内容を暗号化するSSLに対応しているかどうかなども、WWWサーバの“機能”として、チェックしておきたい点である。