ステファン・ポンポニャック氏は、クラブシーンはもちろん、パリでも話題のデザインホテルHOTEL COSTESでのプレイや、カンヌ映画祭などセレブリティが集まるパーティでの仕事でも知られる、世界的に有名なDJだ。そのポンポニャック氏に、音楽観、DJ観などについて、お話を伺ってみた。



 【プロフィール】

ステファン・ポンポニャック_STEPHANE POMPOUGNAC1968年、フランス・パリ生まれ。1986年より、フランス南西部の都市ペリゴーやボルドーのクラブでDJ活動を開始。その後6カ月ほどロンドンで過ごしたのちパリに戻り、いくつかのクラブでDJとしてのキャリアを積むうち、世界中のセレブリティが集うホテル、Hotel CostesのレギュラーDJに抜擢される。以後、規模の大小を問わずクラブでのプレイはもちろん、カンヌ映画祭のVIPパーティ、GUCCIのエグゼクティブDJを努め、あるいは映画スター、音楽スターなどのプレイベートパーティでのDJにも呼ばれるなど、ハウスを中心にジャズ、ラテン、ブラジル、アフリカン、さらにトリップホップやダブ、アンビエントなど幅広い音源を使ったそのDJプレイは、遊びを知り尽したセレブリティたちにも強く支持されている。Hotel Cotesでのプレイを再現したリミックスCDもリリースされており、現在第4作目を数える。

 【CD紹介】

ステファン・ポンポニャック氏のHotel Costesでのプレイを再現したリミックスCDの第4弾。ボサノバテイストの柔らかいビートはじめ、バラード調のスロウな16ビートやいろんなムードのラテン、そしてジャジーなサウンドからさらにはタンゴといったさまざまなスタイルを、多彩な音源のサンプリングも工夫して用いながら、一曲ずつ丁寧にハウステイストに仕上げている。どちらかというとラウンジ風の、踊りながらでも、和んで耳を傾けながらでも楽しい、まさに大人のダンスミュージックといった趣きの1枚だ。

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