Link Club Newsletter 2008.5/Vol.155

リンククラブの発行する「リンククラブニューズレター」より、一部の記事をweb上でお読み頂けます。毎月更新!

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人間と藝術 “硫黄島”の物語を創作して 脚本家 アイリス・ヤマシタさん

第二次大戦においてもっとも悲劇的な戦いとも言われる硫黄島の戦いを、 日本側の視点から描いた『硫黄島からの手紙』。 同じ戦いを米国側の視点から描いた『父親たちの星条旗』。歴史的な戦いを日米両国の視点から描くと いう前例のない2部作は、戦後六十数年を経て戦争に左右された多くの人生を振り 返り、両国で深い感動を呼んだ。主演の渡辺謙が「日本映画」と呼んだ『硫黄島から の手紙』の脚本家、アイリス・ヤマシタさんにお話をうかがった。

Creativity 「仏壇」という日本のアイディンティティの可能性 仏壇職人集団アートマンジャパン代表 都築数明さん

「仏壇」という言葉からイメージされるのは「湿っぽさ」や「線香くささ」 あるいは「死」といったマイナスの部分だけかもしれない。そんな仏壇の イメージを軽やかに飛び越え、日本のアイディンティティとして世界に 発信しようというのが伝統工芸・三河仏壇の若手職人集団「アートマン ジャパン」。「アート」(芸術)ではなく「アートマン」(魂)を込めた作品を 発表し続ける彼らの代表・都築数明さんにお話を伺った。

another eye 社会は、マジョリティだけのものではない。 山本譲司さん

順風満帆の政治家人生から急転直下、監獄へ。 そこで体験したものは、「触法障害者」と呼ばれる人々の壮絶な実態と これまでの福祉観を根底から揺るがす現実の数々だった。 出所後、執筆した手記を世に問い、新たな認識とともに福祉の現場へと乗り出していく。 元衆議院議員にして現在は福祉、刑務所改革に情熱を注ぐ 山本譲司さんに話をうかがった。

日本吉を紡ぐ  歯車の技術を使って復元した江戸時代のからくり人形 (株)大野精密 大野勇太郎さん

柔和な顔に着物を着た日本人形が たたずんでいる。両手に持った茶たくの上にお茶を載せると、人形はその ままゆっくりと進み出す。手もとに お茶を持ってきてくれる「茶運び 人形」は、ぜんまいだけで動く日本 独自のからくり人形である。歯車 製造の会社を経営する大野勇太郎 さんは、江戸時代のからくり人形を、 高精度の歯車製作の技術を駆使 して現代に蘇らせている。

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