Link Club Newsletter 2008.10/Vol.160

リンククラブの発行する「リンククラブニューズレター」より一部の記事をWEB上でご紹介いたします。毎月更新中!

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融合と進化

ATMが変える、新しい援助のかたち。ジェームズ・デイヴィーさん

ATMが変える、新しい援助のかたち。

災害や貧困に苦しむ国を援助する際、誰もがまず思い浮かべるのは、メディア等でしばしば報道される、食糧、毛布、衣類、薬などの物資の支給だろう。しかし援助には、現地の状況に応じて「現金配給」という形もある。それもキャッシュを手渡しするのではなく、ATMを使ったシステムがいま、注目されている。マラウイで画期的なDECT(ドーワ緊急現金転送)プロジェクトを成功させたNGO「コンサーン ワールドワイド」のジェームズ・デイヴィー氏を取材した。

関係性の未来

十代から始められる、国際貢献のかたち栃木工業高校国際ボランティアネットワーク

ATMが変える、新しい援助のかたち。

高校生がタイにおもむき、車いすの修理を行なう。栃木工業高校国際ボランティアネットワークが始めた国際貢献は今年19回目を迎える。初めの小さなチャレンジは自然と大きなネットワークへ広がり、1999年にはタイ王国労働福祉省より感謝の盾が授与されるほどのものに。十代の生徒たちが海外で何ができるのか? 何ができないのか?

A WAY OF LIFE

「私の表現手段は写真」元医師がとらえた視線の先にあるもの医師・写真家 寺島萬里子さん

ATMが変える、新しい援助のかたち。

かつて、埼玉県川口市には、鉄を溶かす溶解炉「キューポラ」の煙突が鋳物工場の屋根から突き出て、煙を吐き出していた。鋳物業で栄えた街、川口に居住し、その光景を見つめながら50年近く地域医療を担ってきた元医師、寺島萬里子さんは、医療に携わる多忙な日々を過ごしながら、還暦を過ぎて一から写真を学び始めた。人々を見守る医師としてのまなざしは、少なくなっていく川口の鋳物業や鋳物労働者たちの姿に焦点をあてる写真家の視線となって、記録し始めた―。

日本吉を紡ぐ

用の美を極めた江戸箒白木屋中村伝兵衛商店 高野純一さん

用の美を極めた江戸箒

安藤広重の『名所江戸百景』に「京橋竹がし」というのがあるが、それには京橋川の河岸に運ばれてきた竹がびっしりと立てかけられている。当時、京橋界隈の河岸を竹河岸と呼んだ。白木屋中村伝兵衛商店の創業は天保元年(1830)。竹河岸に水揚げされる竹と箒草を使って江戸箒を作るようになったという。安藤広重の『名所江戸百景』に「京橋竹がし」というのがあるが、それには京橋川の河岸に運ばれてきた竹がびっしりと立てかけられている。当時、京橋界隈の河岸を竹河岸と呼んだ。白木屋中村伝兵衛商店の創業は天保元年(1830)。竹河岸に水揚げされる竹と箒草を使って江戸箒を作るようになったという。

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